ウクロープ(ディル)

This post was written by Татьяна on 11月 15, 2010
Posted Under: ロシアの食材
ウクロープ(ディル)

ウクロープ(ディル)

[特長]
ウクロープは細く繊細な葉と爽やかな香りが特徴の地中海沿岸原産のセリ科のハーブで、ヨーロッパではポピュラーなハーブです。

魚料理とよく合うので「魚のハーブ」ともいわれています。

特に鮭との相性は抜群で、サーモンのマリネにはウクロープは欠かせません。

焼き魚の風味づけにも用いますが、刻んでドレッシングやマヨネーズに加えてもおいしく、ポテトサラダとの相性も抜群です。

ロシアでもよく使われていて、ウクロープを入れるとたちまちロシア料理の味になってしまうほどです。

ウクロープには消化や鎮静作用があります。

ヨーロッパでは今でも夜泣きの赤ちゃんにウクロープの種を煎じた飲み物を飲ませたり、患者が安眠できるようにウクロープの入った飲み物を処方したりする病院もあります。

ウクロープの歴史はとても古く、紀元前4,000年代には栽培されていたといわれ、ウクロープの効能は古代ギリシャや古代ローマでも珍重されていました。

中世のヨーロッパでは不思議な効果があるとされ、媚薬として使用されていたという話もあります。

ウクロープは種子にも爽やかな香りと辛みがあり、ピクルスと一緒に漬けたりパンやクッキーに焼きこんだりして利用されます。

フェンネル(ウイキョウ)と似ていますが、フェンネルは独特な甘い香り味で、ウクロープは軽い酸味と爽やかな香りがします。

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