ロシア料理教室(第19回)を開催しました
ロシア料理教室(第19回)を5月23日に開催しました。
今回のメニューは、ビーフストロガノフ、ジャガイモのピューレ、オートミールクッキーとシー(キャベツのスープ)です。
ロシア料理の基本は、食材を細かく切るところから始まります!
「細かく切る=手間をかかける=おいしい料理」という考えだそうです。
今回のメニューは、以前から希望の多かったビーフストロガノフでしたが、参加者はいつも以上によく質問していたので関心が高いことがわかりました。
参加者のほとんどが、配布したレシピにたくさん書き込みをしていました。
「作り方をしっかり覚えて帰ったので、家でもおいしくできました」と聞くのはとてもうれしいものです。
まずは、焼くのに時間がかかるオートミールクッキーを参加者全員で作ります。
いろんな形ができました!
オリジナルの形にしておけば、焼き上がったときに自分で作ったかどうかがわかりますね。
レーズン入りとチョコレート入りのオートミールクッキーが焼き上がりました!
パセリはロシア料理によく使います。
日本では飾りとして食べないことも多いのですが、ロシア料理では風味付けや味付けとして使います。
ビーフストロガノフとシーにもたっぷり使いました。
牛肉を叩いて柔らかくして、塩・コショウで下味をつけます。
マッシュルームやタマネギを炒めたフライパンの半分でソース作りをするのがロシア風です。
ビーフストロガノフはけっしてビーフシチューではありません!(私を含め、多くの日本人が誤解していると思います……)
ロシア人にすれば、デミグラスソースやケチャップを使うビーフストロガノフは、ぜんぜん違う料理と感じるそうです。
本場のビーフストロガノフは、どちらかというとクリームシチューのような色あいと味です。
トマトを入れるレシピと入れないレシピがあるそうですが、今回はトマトを入れて酸味を出したビーフストロガノフです。
少し赤みが出ましたが、それでもビーフシチューとは色合いからして違います。
高級料理とされているビーフストロガノフが意外と簡単に作れることに、みなさんびっくりしていました。
付け合わせにはジャガイモのピューレです。
子どもたちもがんばって手伝ってくれて、おいしいピューレができました!
ロシアの家庭料理が完成です!
シーにはスメターナを入れました。
スメターナは発酵乳の一種でサワークリームのことですが、日本のサワークリームとは味や風味が少し違うようです。
ロシアでは、ボルシチ、シーやペリメニなど多くの料理に添えられています。
オートミールクッキーと紅茶も付けての試食会です。
「ロシアの文化や言葉について語りながら、ロシア家庭料理も楽しめたとても良い時間だった」とみなさんに喜んでいただきました。
ロシアのポストカード、有名なマトリョーシカやホフロマ塗りなどを飾って、ロシアの雰囲気を出してみました!